10月に入り、急に秋めいてきました。フィン・ユール邸建設地は、標高が海抜682mと高く、ちらほらと紅葉が始まっています。
飛騨高山駅周辺は海抜573mですから、それより100mほど高い場所に位置しています。
全国的に秋の訪れが早い高山市ですが、フィン・ユール邸はそのまた一足先に秋色に色づきます。
紅葉狩りが楽しめる日もすぐにやって来そうですね。
さて、来年1月に竣工するフィン・ユール邸は、現在このような感じになっています。
そして、デンマークに建つフィン・ユール邸の写真がこちら。
9月に建方が完了し、フィン・ユール邸の形が姿を現しています。
見比べてみると、フィン・ユール邸の建設が進んでいるということを再認識できます。
フィン・ユール邸の形が見えてきて、建設地を訪れる方々からのご感想もたくさんいただいています。
「思ったより大きい!」逆に「思ったよりこじんまりしている。」などなど第一声は様々ですが、みなさん一様に「完成を楽しみにしています。」とのお言葉を掛けていただいています。
私もとっても楽しみです!
外観が大分できあがって来ているということで、建築家の方々や建設会社の方々との打ち合わせの内容は、ドアノブや蝶番・蛇口といったインテリア関連のものが多くなってきました。
デンマークにて撮影したフィン・ユール邸のインテリア金物の写真と、今現在世界中のメーカーで生産されている製品を比較し、もっともフィン・ユール邸の現物やフィン・ユールのデザインコンセプトに合うものを探しては相談して選定を進めます。
こうした小物の選定作業というのも意外な重労働。
しかしこうした小さな部品にまで、フィン・ユールのこだわりが見て取れるからこそのフィン・ユール邸の魅力ですので、手を抜くわけにはいきません。
一点一点慎重に選定した部品は、デンマークのフィン・ユール財団のチェックを受けながら飛騨高山のフィン・ユール邸に組み込まれていきます。
そうしたチェック作業のために、9月末にフィン・ユール財団の顧問建築家、モーエンス・シーヘステッド氏に来日していただいたのですが、そのお話はまた来週のこの記事でご紹介したいと思います。お楽しみに!