Finn Juhl

フィンユール -デンマーク 1912~1986-

1912年1月30日コペンハーゲン生まれ。
王立芸術アカデミー建築学科で建築家カイ・フィスカー氏に学ぶ。
1934年から45年までウィルヘルム・ラウリッツエン設計事務所に勤務。
1945年から55年まではフレデリックスベア工業専門学校でインテリアデザインを教える。
彫刻家のハンス・アルプやヘンリー・ムーア、エリック・トメセン、そして建築家のエーリック・グンナール・アスプルンド達の影響を受けたその作品は「空間と家具の彫刻家」とも言われる。
当時、デンマーク近代家具デザインの父と呼ばれたコーア・クリントが率いる家具界の中にあって、彼は独自のスタイルを貫き通し、世界にデンマーク家具の素晴らしさを知らしめた。
1937年よりスネーカーマスターである名匠ニールス・ヴォッダーの協力で家具職人組合の展示会に出展しデンマーク家具デザイン界において、パイオニア的な役割を果たした。
数多くの作品は世界各地の美術館に永久コレクションとして収蔵されている。

フィン・ユールの家具

美しい曲線と考え抜かれた完成美

20世紀中期にあった北欧家具の黄金期。その時期に活躍したデンマークを代表する家具デザイナーであったフィン・ユール。彼の作品の魅力は、美しい曲線とその考え抜かれた完成美にあり、「家具の彫刻家」と呼ばれています。彫刻作品を思わせる彼の作品にみられる独創性は、他に類を見ることはできません。彼の代表作である「No.45」をはじめ数多くの作品を発表し、現在では世界各地の美術館に永久コレクションとして収蔵されています。

「Nv.53」

1953年にデザインされた「Nv.53」。座り心地の良いバケット型のシートと、独創的なアームを持つこの椅子はデンマークのニールス・ボッダー工房が閉鎖されて以降、キタニにて生産され続けています。

「Nv.45」

フィン・ユールの出世作となった「Nv.45」。全体を包み込むなめらかな曲線と、独創的な肘掛けから、「世界一美しいアームを持つ椅子」と称えられました。彼の生前に生産されたものは、デザイン・芸術性だけでなく、現在では入手困難となったブラジリアンローズウッドや良質なチークで作られているものが多く、現在でも高額で取引されるほどです。

オリジナルポスター

東海大学芸術工学部教授(当時)織田憲嗣氏監修による、キタニオリジナル フィン・ユールポスターです。
フィン・ユールの椅子を中心とした107点をまとめたもので、織田先生のドローイングによって描かれています。
いろいろな形状のフィン・ユールデザインを楽しめると同時に、年代を追ってデザインの流れを知る上においても貴重な資料となっています。
キタニ フィン・ユール邸建築プロジェクトの一環として、フィン・ユールをもっと皆様方に知っていただきたいという思いを込めて作成しました。

『フィン・ユール ポスター』
価格\ 2,000(税別・送料別途)
B1サイズ 728×1030mm
お問い合わせはキタニジャパンまで

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