本フォーラムでは、ゆとりあるライフスタイルへの工夫がみられる北欧建築を、フィン・ユール財団顧問建築家モーエンス・シーヘステッド氏による基調講演と、若き日にフィン・ユールのオフィスでデザインを共にした、建築家竹山實氏を迎え「フィン・ユールのデザイン回想」と題したパネルディスカッションを開催いたします。
「家具の彫刻家」と世界中から称えられた、デンマークの家具デザイナー故フィン・ユールには、もう一つ建築家としての顔もありました。
その代表的な建築物といえば、やはり何と言っても彼が生涯を捧げた自邸でしょう。
その特徴は、インテリアを家の間取りに合わせるのではなく、全く逆の発想から設計が行われた点です。彼は自らが自らのためにデザインした家具を、いかに快適で心地よく、そして最も理想的な状態で配置するかを最優先し、自邸の建築設計に当たったといいます。
つまり第三者が、家の外観を眺める視点に注力するのではなく、あくまでその家に暮らす者が主役であり、内から外を眺める視点に最も力点を置いたものだったのです。
まさにそれこそが「ライフスタイルを重視したフィン・ユールの建築哲学」だったと言っても過言ではないでしょう。
このフォーラムを通して、フィン・ユールの夢見た理想の建築哲学に迫りたいと思います。
講師 モーエンス・シーヘステッド
パネラー 竹山 實
日時
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2010年11月6日(土) 13:30~16:00(開場 13:00)
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会場 |
飛騨・世界生活文化センター 大会議室 |
参加費
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お一人様¥1,000-(税込、北欧家具の美術館『邯鄲亭』入場券付き)
※NPO法人フィン・ユール アート・ミュージアムクラブ会員は無料。 ※チケットは前売り券・当日券、どちらもご購入いただけます。 |
主催
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NPO法人フィン・ユール アート・ミュージアムクラブ(TEL 0577-34-6395)
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協賛
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株式会社キタニ、株式会社キタニジャパン
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後援
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デンマーク大使館、フィン・ユール財団(デンマーク)、岐阜県、高山市、
飛騨・高山観光コンベンション協会 |