Finn Juhl Art Museum Club

建設予定地周辺

2010.7.02 Fri 

朝露や夕立。

すっかり夏らしくなったフィン・ユール邸建設予定地では、蝉の鳴き声や鳥の音が聞こえています。

飛騨高山は避暑地として、これから観光シーズンを迎えます。高山では、本当に夏と呼べるような気候になるのは7月末の10日間ほど。それまでは朝晩とても涼しくて本当に過ごしやすいです。

そんな涼しい朝の朝露は、見ているだけでとても心が和みます。

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そんな朝露をたっぷり含んだ”苔”は、フィン・ユール邸建設予定地付近にある石にたくさん生えています。生えているんじゃなかったですね。生して(むして)います。

「転石苔を生さず」

ころころと落ち着かず動き回っていては、苔が生しているような立派な石にはなれないという諺。石には苔が生えてこそ一人前なんですね。

この諺、アメリカでは「A rolling stone gathers no moss.」と直訳はおなじ諺になりますが、常に新鮮な環境に身を置かないと苔が生えてしまうぞ、という意味で使われるそうです。一方イギリスや他ヨーロッパの国でも同様の諺があり、日本同様に苔が生えることは良いこととして使われています。日本やヨーロッパでは苔は良いこと、アメリカでは良くないことと捉えられているようです。

石に苔が生せて、風格が増す。そんな日本人の感性はとても奥深いと感じています。

そんな苔を纏った立派な石がフィン・ユール邸建設予定地にはたくさん点在しています。これから造成が始まりますが、これらの石も、その他の自然も生かした環境づくりを予定しています。

デンマーク建築が日本の石、草木にどうマッチするか。さきほどの諺のように、近い感性を持った国とのコラボレーションですから、きっとうまくいくと思います。

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